こんにちは、nori(@nori)です。
このブログはウイスキーについて初心者にも分かりやすくをコンセプトに運営しています。
ウイスキーってどんな国で作られてるの?ウイスキーって日本以外でも作ってるの?
上記のようなお酒初心者の方にオススメです。
本記事では「ウイスキーの産地」について解説していきたいと思います。
ウイスキーの産地について(5大ウイスキーとワールドウイスキー)
ドラマなどのバーのシーンで「スコッチ」「バーボン」という言葉を皆様も一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
名探偵コナンではお酒の名前のキャラクターが登場しますが本作でも登場してますよね。
ウイスキーは生産地によって呼び方が変わりまた味わいが全く異なる奥深いお酒です。
ウイスキーには世界的に有名な5大産地があります。(以下参照)
- スコッチウイスキー(スコットランド)
- アイリッシュウイスキー(アイルランド)
- アメリカンウイスキー(アメリカ)
- カナディアンウイスキー(カナダ)
- ジャパニーズウイスキー(日本)
上記以外のウイスキーは「ワールドウイスキー」として分類されています。
それぞれ解説していきます。
スコッチウイスキー(スコットランド)
スコッチウイスキーは、スコットランドで生まれた伝統的なウイスキーです。
以下の特徴があります。
- ウイスキーの起源とも言われており歴史が深い
- 大麦原料のウイスキーが主流
- スコットランドの中でも作られた場所で味わいが違う
- 島で作られた非常にスモーキーなウイスキーがある
1494年にはウイスキーを製造していたと思われる文書も見つかっています。
スコッチウイスキー銘柄
代表的なスコッチウイスキーの銘柄を紹介します。
①ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年(JOHNNIE WALKER BLACK LABEL)
- 特徴:世界で最も売れているスコッチウイスキー
- 香り・味:樽の甘さと煙っぽさを少し感じられバランスが良い
- 価格:2,000〜3,000円(700ml)
②グレンフィディック 12年(GLENFIDDICH)
- 特徴:スコットランドのシングルモルトで最も売れている、非常に飲みやすく初心者オススメ
- 香り・味:青リンゴのようなフルーティーな香り
- 価格:3,000〜4,000円(700ml)
③ラフロイグ 10年(LAPHROAIG)
- 特徴:アイラ島という島で作られ「好きか嫌いか」というキャッチコピー。上級者向けのウイスキー。
- 香り・味:薬品のような香りで強烈なスモーキーさを感じられる
- 価格:6,000〜7,000円(700ml)
アイリッシュウイスキー(アイルランド)
アイリッシュウイスキーは、アイルランドで作られる伝統的なウイスキーです。
以下の特徴があります。
- スコットランドと同じくウイスキーの起源とも言われており歴史が深い
- 大麦原料のウイスキーが主流
- 3回蒸留を行なう事で酒質は軽く飲みやすい
1172年には飲まれていたなんて話も。そうするとスコッチよりも歴史は深い?ただどちらが起源かは未だにはっきりしていない…
蒸留回数によっての味わいの違いは こちら の記事で解説してます。
アイリッシュウイスキー銘柄
代表的なアイリッシュウイスキー銘柄を紹介します。
①ジェムソン(JAMESON)
- 特徴:世界で最も売れているアイリッシュウイスキー。
- 香り・味:3回蒸留ならではのスムースさ、非常に飲みやすい。
- 価格:2,000〜3,000円(700ml)
②ブッシュミルズ(BUSHMILLS)
- 特徴:1608年創業の最古のアイリッシュウイスキー
- 香り・味:ジェムソン同様3回蒸留でスムース、フルーティーな味わい
- 価格:2,000〜3,000円(700ml)
アメリカンウイスキー(アメリカ)
アメリカンウイスキーはアメリカ合衆国で作られているウイスキーです。
以下の特徴があります。
- とうもろこし原料のウイスキーが主流
- バニラのような香りと甘さが特徴的
- 熟成に使う樽は内側を焼いて焦がした樽を使うのが主流
冒頭で触れました「バーボン」もアメリカンウイスキーの中に分類されます。
アメリカンウイスキー銘柄
代表的なアメリカンウイスキーの銘柄を紹介します。
①ジャックダニエル(JACK DANIEL’S)
- 特徴:世界で最も売れているアメリカンウイスキー。ミュージシャンから絶大な支持を得ている。
- 香り・味:バナナのような香りとバニラのような甘み。
- 価格:2,000〜3,000円(700ml)
②ジムビーム(JIM BEAM)
- 特徴:世界で最も売れているバーボンウイスキー。ミュージシャンから絶大な支持を得ている。
- 香り・味:バーボン樽由来のバニラのような甘さが特徴です。
- 価格:1,000〜2,000円(700ml)
カナディアンウイスキー(カナダ)
カナディアンウイスキーはカナダで作られるウイスキーです。
以下の特徴があります。
- 酒質が軽く非常に飲みやすい
- カクテルなどに良く使われる
- トウモロコシやライ麦原料のウイスキーが多い
5大ウイスキーの中では一番マイナーかもしれません。
代表的なカナディアン
代表的なカナディアンウイスキーの銘柄を紹介します。
①カナディアンクラブ
- 特徴:紳士の社交場「ジェントルメンズクラブ」から生まれた、カナディアンウイスキーの始まりとなった銘柄。
- 香り・味:バニラの甘みが感じられ、癖も少なく飲みやすい
- 価格:1,000〜2,000円(700ml)
②クラウンローヤル
- 特徴:世界で最も売れているカナディアンウイスキー。イギリス王室に献上する為に作られた。
- 香り・味:個性的でありながらクセはなく絶妙なバランス
- 価格:3,000〜4,000円(700ml)
ジャパニーズウイスキー(日本)
ジャパニーズウイスキーは日本で生まれたウイスキーです。
以下の特徴があります。
- ニッカの創業者である竹鶴政孝がスコットランドで学んだ知識で作られたのが始まり
- スコットランド同様に大麦原料のウイスキーが主流
2010年くらいは蒸留所の数は10にも満たなかったですが、ウイスキーブームの流れで2023年時点で蒸留所の数は100に到達したそうです。
代表的なジャパニーズウイスキー
①山崎
- 特徴:日本のウイスキー造りの始まりでもある山崎蒸留所が作っているウイスキー。ミズナラの樽を使用する事で僅かだが日本らしいお香のような香りを感じとれる。
- 香り・味:個性的でありながらクセはなく絶妙なバランス
- 価格:4,000〜5,000円(700ml)
2023年時点では原酒不足により定価で買えることはほとんどありません…
②白州
- 特徴:山梨県の森林の中で作れるウイスキー。白州で作るハイボールは絶品。
- 香り・味:フルーティーさとスモーキーさが感じられるバランスの良いウイスキーです。
- 価格:4,000〜5,000円(700ml)
山崎同様、2023年時点では原酒不足により定価で買えることはほとんどありません…
ワールドウイスキー(5大ウイスキー以外の産地)
ワールドウイスキーは5大ウイスキー以外の生産地で作られたウイスキーを総称しています。
ワールドウイスキーの中でも近年非常に評価が高まっている生産地が2つあります。
- インディアンウイスキー(インドネシア)
- タイワニーズウイスキー(台湾)
上記2つを紹介します。
インディアンウイスキー(インド)
実は世界で最も販売数が多いウイスキーはスコッチでもアメリカンでもなく「インディアンウイスキー」なんです。
インドは人口が非常に多いこともあり、インドで作られたウイスキーが地産地消で多く消費されています。
最近ではそういった事実も周知され注目を浴びている生産地です。
代表銘柄:アムルット(AMRUT)
タイワニーズウイスキー(台湾)
ウイスキーは他のお酒と同様に世界で品評会が行われています。
テイスティングの際にはブラインド(銘柄を隠して)審査するのですが、審査員に台湾ウイスキー(銘柄:カバラン)が混ざっていることを伝えず実施したところ、カバランが圧倒的な評価を得たとの事で注目が集まりました。
代表銘柄:カバラン
最後に
最後にまとめです。
- スコッチウイスキー(スコットランド):ウイスキーの起源。エリアにより味わいが異なり、非常にスモーキーな特徴的なウイスキーもある。
- アイリッシュウイスキー(アイルランド):スコッチと同じくウイスキーの起源。3回蒸留により飲みやすい。
- アメリカンウイスキー(アメリカ):トウモロコシ原料の甘いウイスキーが主流。
- カナディアンウイスキー(カナダ):酒質が軽くカクテルやハイボールにオススメのウイスキー。
- ジャパニーズウイスキー(日本):スコッチの製法を踏襲しておりバランスの良い味わい。
- インディアンウイスキー(インドネシア):世界(ほとんどインド)で最も販売数の多いウイスキー。
- タイワニーズウイスキー(台湾):品評会で非常に高評価を得ている。
生産地を意識して銘柄を選んでみると好みを見つけやすいので参考にしてみてください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
nori(@nori)